キャンドルナイト、函館でもろうそく灯し地球温暖化防止訴える

update 2007/6/23 10:45

 22日は二十四節気の一つ「夏至」。一年で最も昼が長いこの日に電気を消し、地球温暖化問題など現代社会の抱える課題を考える「100万人のキャンドルナイト」のイベントが、函館をはじめ全国各地で行われた。参加者は、ろうそくのほのかな明かりを見つめ、環境保全の在り方について考えを巡らせた。

 NPO法人(特定非営利活動法人)南北海道自然エネルギープロジェクト事務局(ピーター・ハウレット代表)によるキャンドルナイトは、函館市末広町の同市地域交流まちづくりセンターで開催。約60人が来場した。

 同市在往の版画家で、縄文研究家の佐藤国男さんは国宝となった「中空土偶」を解説し、地球温暖化防止推進員の池田誠さんは原子爆弾の悲惨さを伝える本を朗読。ミュージシャンの斉藤美咲さんはギターでゆったりとした曲を演奏した。

 来場者はほの暗い空間で3人の声に耳を傾け、穏やかな時を過ごした。

 同市中野町の函館牛乳敷地内あいす118にある菜の花畑横では、「はこだて菜の花プロジェクト」(石塚大代表)が主催する「はこだて菜の花キャンドルナイト2007」が開かれた。同プロジェクトの会員ら15人が参加。自分たちが栽培した菜の花の種から搾った油であんどんを作り、地域循環型エネルギー構築の可能性を考えた。

 貝がらに油を入れ、綿と画びょうでしんを作ったあんどん約150個に火をともした。菜の花畑では、菜の花やカラシナが満開を迎えていて、黄色い花をライトアップさせ、幻想的な雰囲気に包まれた。

 石塚代表は「地元で作った菜種で油を作るという、環境に優しい地域循環型エネルギーができることを広めていきたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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