函館税関函館港貿易概況、5月の輸入 前年比2・4倍に
update 2007/6/23 10:44
函館税関は22日、5月の函館港貿易概況を発表した。輸出は鉄鋼のくずや再輸出品などが増加したものの、船舶が全減した影響で、前年同月比71・3%減の6億2700万円。輸入は石炭や石油製品などが好調で、前年同月の2・4倍に相当する25億3300万円だった。
輸出の品目別では、鉄鋼のくずが前年同月の3・3倍に当たる3億9700万円だったのをはじめ、航空機1機の再輸出品が全増となる2億300万円、魚介類・同調製品が同10・3%増の2200万円。しかし、船舶は、前年同月にあった香港籍の貨物船1隻18億5500万円が全減したため全体では2カ月ぶりのマイナスとなった。
輸入は、石炭が前年同月の2・3倍に当たる9億9500万円と大幅な伸び。石油製品が全増の3億7200万円、魚介類・同調製品が同30・2%増の4億7100万円など、全般的に堅調に推移していて、全体では3カ月連続のプラスとなった。
また、道内の貿易概況は、輸出が同30・8%増の295億7300万円と6カ月連続の増加。鉄鋼が前年同月の3・3倍となる48億500万円、一般機械が同66・6%増の78億100万円、紙・板紙が同38・5%増の16億4500万円などとなった。
一方の輸入は、原・粗油が同17・4%減の531億9400万円、石油製品が同79・2%減の7億700万円と、大きく落ち込んだ。全体では同4・3%減の1145億5600万円で、2カ月連続のマイナスとなったが、昨年5月(1197億2400万円)に次ぐ、過去2位の貿易額を記録した。
提供 - 函館新聞社
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