七五郎沢最終処分場/廃プラスティック搬入禁止へ
update 2007/6/22 10:21
函館市は、七五郎沢廃棄物最終処分場(東山町150)で受入れている産業廃棄物のうち、廃プラスチック類の搬入をことし10月から禁止する方針を打ち出した。これにより、現状では2016年度中までとみられている使用可能期間が、24年中まで延長される見込み。
同処分場では、同市内・近郊に民間の処理施設がない産廃品目受け入れにより、埋立量の増大が問題となっていた。しかし、各種リサイクル法の施行を契機に木くず、がれき類、金属くずなどの民間処理施設の設置が進み、05年4月から一部の産廃の搬入を禁止。ことし4月1日からは、廃プラスチック類のうち発泡スチロールを禁止品目に加え、一定の成果を挙げている。
市では発泡スチロール以外の廃プラスチック類についても搬入禁止の検討を進めていたところ、昨年からことしにかけ、民間による処理施設(2施設)が市内で稼動を開始。発生する産廃を処理する能力が十分あることが確認できたため、10月1日からの搬入禁止を決めた。
今回の措置によって抑制される廃プラスチックの量は1年間当たり、重量5382トン、容量3万7100立方メートル。発泡スチロールだけを搬入規制した場合に比べ、重量で10・0%、容量で44・0%の大幅減少が見込め、同処分場の利用可能時期の大幅延長につながる。なお南茅部と戸井の各処分場も同様に搬入禁止とする。
市環境部は「産業廃棄物のうち、現時点で民間が処理可能な品目については削減することができる。今後は家庭ごみについても分別を徹底し、リサイクル率を高めていきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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