豊かな海 舞台に…「はこだてっ子水産・海洋体験学習事業」
update 2007/6/20 10:40
函館市は本年度、新規事業として「はこだてっ子水産・海洋体験学習事業」を実施する考えだ。旧4町村地区の前浜の豊かな海を舞台に、子どもたちが水産や海洋についての関心を高め、将来的には函館国際水産・海洋都市構想につながる、夢のあふれる事業に育てていく方針。本年度補正予算案に事業費として150万円を計上した。
同事業は、小学校と中学校を対象にそれぞれ実施する予定。
小学校の場合、旧4町村の4小学校が、合併前の函館市内(旧函館市)の4小学校とペアを組み、体験学習を行う。旧函館市の各学校が受け入れ先の学校を訪れ、水産資源が豊富な旧4町村地域の前浜のさまざまな動植物と触れ合いながら交流を深めていく。ガイド役として外部ボランティアや地元漁業者らの参加も検討している。バスによる日帰りの訪問となる。
中学校の場合、旧函館市から1校を対象とする。総合的な学習の時間を利用して研究テーマを事前に絞った上で前浜を訪れ、必要な調査を実施する。小学校の交流に比べ、専門的で学習効果を高める方向を目指すという。
市教委によると、千代田小学校と磨光小学校(旧南茅部町)が生涯学習の一環として交流した例はあるが、市の事業として旧函館市と旧4町村の学校同士が交流するのは初めて。
市教委は「子どもたちの交流を通じ、旧函館市と旧4町村の一体化を図るとともに、身近にある豊かな海と水産資源の素晴らしさに目を向けてほしい。本年度をステップに来年度以降、さらに事業内容を拡大できれば」と話している。
提供 - 函館新聞社
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