桧山の観光伸び悩む…06年度 大規模なイベントなく
update 2007/6/20 10:40
【江差】桧山支庁が19日までにまとめた2006年度の管内観光客入り込み状況(速報値)によると、入り込み総数は前年度比6・4%減の132万5800人だった。同支庁は、05年度は江差町で大規模な観光イベントが開かれ、客数が大幅に伸びたが、06年度は集客数が伸び悩み、管内全体の入り込み総数を押し下げたと分析している。
管内全体では、道内客が約8割を占める105万8200人(前年度比7・3%減)、道外客は26万7600人(同11・7%減)。日帰り客は112万9700人(同9・1%減)、宿泊客は19万6100人(同3・2%減)。
町別では、江差町は46万4700人(同15・6%減)。同町は05年5月に「いにしえ街道オープンフェア」を開催。管内全体の客数を押し上げたが、06年度は集客力を維持できなかった。かもめ島祭りや姥神大神宮渡御祭は例年並みだった。
上ノ国町は10万5000人(同9・4%減)。天候不順でイベントが低調に終わった。厚沢部町は14万1700人(同0・1%減)と前年度並み。巨大コロッケ作りで知名度を高めた「あっさぶふるさと夏まつり」はPR効果が高く、客数は微増。乙部町は17万7500人(同6・7%減)。天候不順で海水浴客を大きく減らしたが、道の駅や温泉の利用者は増加した。奥尻町は5万500人(同4・0%減)で、道内人気観光地に客足を奪われたとみられる。
管内北部では、今金町が8万2400人(同15・7%減)で、雪不足によるスキー場や冬季イベントへの影響が大きかった。せたな町は30万4000人(同2・8%増)と、管内で唯一の増加。海水浴客の増加やユニークな「夏のセタナ」の観光PRが奏功した。
提供 - 函館新聞社
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