イカロボット、花フェスでイカ踊りお披露目
update 2007/6/19 10:18
函館の新たな観光シンボルとして、市民団体が産学連携で製作した「イカロボット」がこの夏、4回のイベントで市民にお披露目される。クィーンズポートはこだて前広場で23、24両日に開かれる「花と緑のフェスティバル」では、イカ踊りを披露するほか、踊りや動作のプログラムを作っている公立はこだて未来大学の学生が、ロボットとの寸劇を演じてイベントを盛り上げる。
7月14、15両日の大門祭、8月2、3両日の港まつり、8月4―7日の函館競輪ふるさとダービーに登場し、函館観光の活性化に一役買う。
ロボットは昨年11月に完成し、未来大のプロジェクト学習で3年生の学生たちが動作のプログラムを開発している。パソコンで操作し、頭と両まぶた、足2本が動き、512通りの動作ができる。イカ踊りに加え、今後は子供向けに童謡に合わせた踊りなどを増やしていく計画。
18日に同大体育館で行われたプロジェクト学習では、ロボットの動きや操作を確認した後、花フェスで披露する演目のリハーサルをした。博士役の学生とロボットが掛け合う内容で、ロボットが人工音で自己紹介した後、博士がロボットの性能や部品について3つの質問をして、ロボットが答える。その後、音楽に合わせてイカ踊りを披露した。
プロジェクトのリーダーを務める野村俊介さん(20)は「今後はタッチパネルのほか、ゲーム機のようなリモコンで操作できるよう、改良を目指す。踊りの数も増やし、地域のイベントを盛り上げていきたい」と話していた。
ロボット製作を主導した「ロボットフェス・インはこだて」市民の会事務局の中江捷二さんは「若い学生たちのエネルギーがイカロボットに集約され、この力が次の時代をつくっていく」と期待。市民の会も、ロボットとともに“バージョンアップ”していく考えだ。
提供 - 函館新聞社
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