一般会計 172億9687万円…北斗市07年度予算案
update 2007/2/22 12:54
【北斗】北斗市は21日、2007年度予算案を発表した。一般会計は06年度当初比4・0%減の172億9687万円。海老沢順三市長は、時代の流れや地域課題への対応を掲げ「派手さはないし、目新しいものもない」と堅実な編成を強調した。国保事業など5特別会計と水道事業会計を合わせた総額は、同1・0%減の325億2652万円。27日に開会する市議会第1回定例会に提案する。
歳入の3割を占める地方交付税は、同0・1%減の55億4289万円。市税は46億885万円で、国からの税源移譲や定率減税の廃止などで、同7・9%増とした。
繰入金の総額は、同44・6%増の4億1030万円。内訳は、減債基金2億3794万円、地域振興基金7431万円、文教施設整備基金6540万円など9基金を取り崩す。海老沢市長は「財政が逼迫(ひっぱく)している証拠」と、楽観を許さない財政状況にあることをあらためて指摘。税源移譲の仕組みの周知に努め、市税の収納率向上に力を入れる考えを示した。
歳出は、06年度に合併特例債を利用し、地域の一体感醸成のために創設した「みらい基金」分がなくなったため減額となったが、同基金分を除くと同4・3%増。新年度から運用開始となる同基金の利子1548万円は、市内の6大祭りで伝統芸能の保存や、子どもの全道・国大会への遠征費に充てる。
議会費は、合併による議員の在任特例期間終了に伴い、定数が44から26となるため、同28・9%減の1億3230万円。民生費は、同2・4%増の57億2213万円で、中学生までの医療費無料に伴う助成には2億8077万円を見込んだ。
新規事業では、道新幹線駅部建設費負担金として50万円、道からの権限移譲で設置する大規模小売店舗立地審議会の設置に41万円、病後児保育事業には371万円を計上。国営直轄事業負担金の繰り上げ償還に2億2843万円を見込み、後年度の負担を7607万円軽減する。
提供 - 函館新聞社
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