観光、産業、交通部会を設置…新幹線開業活性化協議会
update 2007/6/15 10:12
北海道新幹線の開業効果を最大限発揮することを目指す、新幹線開業はこだて活性化協議会(会長・森川基嗣函館商工会議所副会頭)の定時総会が14日、函館市内のホテルで開かれた。2015年度の開業に向け、観光振興、産業振興、交通アクセスの3部会を設置し、約1年間かけて課題を協議し、全体のアクションプラン(行動計画)を策定することを決めた。
同協議会は函館の官民挙げての組織で、昨年9月に発足。設置した3部会は学識経験者のほか、行政、経済界、産業界のの代表13―16人で組織する。
観光振興部会(鈴木恵二部会長)は、開業により観光客の増加が期待されることから、広域観光や滞在型観光に向けた受け入れ態勢の整備、函館観光の一層の魅力づくりについて検討する。同日開いた初会合では「策定するアクションプランは実践が伴う内容でなければならない」との意見があった。
産業振興部会(日野隆生部会長)は、交流人口の拡大が期待される一方で、都市間競争も激化することが予想され、新幹線がもたらすさまざまな変化をビジネスチャンスに結び付ける。委員からは「1次産業から3次産業まで融合させながら、新たなビジネスを創出したい」との声があった。
交通アクセス部会(韮沢憲吉部会長)は、北斗市に設置される新函館駅と現函館駅とのスムーズな移動を図るとともに、利便性の高い交通ネットワークの確立に向けた取り組みを協議していく。同一ホームでの乗り継ぎや、航空路線への円滑な接続などが課題となる。
森川会長は「3年後に新青森、その5年後には新函館が開業する。その間にわれわれが何を準備し、態勢づくりをしなければならないか、十分協議したい」、顧問の西尾正範市長も「地域の魅力を高め、開業の波及効果を高めなければならない」とあいさつした。
提供 - 函館新聞社
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