本年度のシラカバ花粉飛散 調査開始以来最少
update 2007/6/15 10:12
渡島保健所は、函館地区のことしのシラカバ花粉の飛散は2日に終了したと発表した。総飛散量は4年ぶりの低水準となった。スギ花粉はほぼ平年並みだった。新たな花粉症発症者などの情報も寄せられていない。
同保健所は、花粉捕集器にスライドガラスを24時間設置し1平方センチ当たりの花粉の数をチェックしている。花粉が確認された時点で飛散初観測日となるが、2日以上連続して1平方センチ当たり1個以上が観測されなければ開始日とならない。
道内では道南だけで観測されるスギ花粉に関し、暖冬の影響から昨年より20日早く3月4日に初観測されたが、その後の寒の戻りにより、飛散開始日は同24日(昨年は同27日)までずれ込んだ。最大捕集日は4月19日の45・7個で過去7年間で最多だった昨年の117・6個を大きく下回った。飛散最終日は5月6日(同13日)。総飛散量は411・1個でほぼ平年並みだった。
一方、シラカバ花粉は4月24日に初観測(昨年5月3日)、5月2日飛散開始(同6日)。最大捕集日は同4日の10・8個で、2004年の111・7個、06年の33・6個を大きく下回った。総飛散量は97・5個で、100個を下回ったのは4年ぶり。
同保健所は「ことしは北海道全体でシラカバ花粉の飛散量が少なく、花粉症を発症した人も少なかったようだ。ただ、飛散の量には複合的な要因があるので、今後も少ない状態が継続するかは判断できない。スギに関しては、道外で長年暮らし花粉の抗体が蓄積されていると、ある年をきっかけに発症する可能性もあるので、今後も十分に注意してほしい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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