函館市補正予算案、一般会計21億1500万円
update 2007/6/12 14:02
函館市の西尾正範市長は11日、市長就任後初の政策予算となる本年度の各会計補正予算案を発表した。補正額は一般会計21億1500万円、特別会計9億9700万円、企業会計900万円で、計31億2100万円。補正後の一般会計総額は1242億6500万円(前年度当初比1・9%減)で、全会計総額は、2764億9800万円(同0・2%増)。西尾市長の選挙公約でもあった人材育成施策として市立学校長の「知恵の予算」に5600万円や、コンベンション施設建設に向けた調査費30万円などを盛り込んだ。28日開会予定の定例市議会に提案する。
補正後の特別会計は、総額1106億400万円(同4・3%増)、企業会計は、416億2900万円(同3・7%減)。また、一般会計の事業費総額は105億6600万円(同14・3%)となった。
市が昨年発表した中期財政試算では、本年度の基金からの繰入金は6億円と見込んでいたが、前年度繰越金や行政改革推進債などで収支均衡を図り、基金の活用は当初予算で2億円、補正予算で1億円の計3億円。退職手当債など市債を含め、補正後の財源不足額は30億8000万円となった。前年度当初予算の財源不足額44億2000万円と比較し、職員削減など、行財政改革の効果で、13億4000万円を圧縮した。
主な事業では、校長の知恵の予算(創意ある学校づくり推進事業費)は、市立の小中高の学校規模に応じて100、80、60万円を配分。総額5600万円を計上した。校長の裁量で、福祉ボランティア活動や地域住民との交流会、伝統芸能の継承活動などに活用される見込み。
コンベンション施設について西尾市長は「わたしの思いとしては、緑の島で500人規模だが、市場調査をし、規模を含めて検討する」と述べた。国宝に指定された中空土偶を展示する縄文文化交流センター(仮称)は、整備推進費500万円を充て、建設方法についてプロポーザル(提案型公募)を実施する。
このほか、保護施設整備費補助金として6億4522万円、西桔梗野球場の夜間照明設備整備などに1億4980万円、港湾特別会計に開港150周年記念事業の準備経費50万円などを計上した。
提供 - 函館新聞社
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