管内小中校に「SOSミニレター」送付…函館地方法務局が体制強化
update 2007/2/22 12:52
学校でのいじめが社会問題化しているのを受け、函館地方法務局(棚橋忠局長)は相談受理体制を強化した。管内の全小中学校の児童・生徒に、便せんと封筒が一体化した「SOSミニレター」を送付。学校や家庭などでの悩みを「こころのメッセージ」として同局に送ってもらい、職員らが対応する。22日からは、相談電話「子どもの人権110番」の番号をフリーダイヤル化し、法務省のホームページ(HP)でも相談を受け付ける。
法務省のいじめ対策事業の一環で、全国一斉に実施。同局では昨年11月に函館、北斗両市の中学校37校に、全生徒の約3割に当たる約4000枚を送付した。今回、対象を広げ、各学校を通じて管内約230校の全児童・生徒分(約4万3000枚)を配布する。
二つ折りのA4判で、「こころのメッセージ」として、悩みなどを自由に書き込む。反対側は張り合わせると同局あての封筒になり、切ってを張らずにメッセージを送ることができる。受理すると、同局職員か人権擁護委員が手紙か電話で連絡し、悩みに応じる。
「子どもの人権―」は、全国共通の番号で受け、最寄りの法務局につながる。受け付けは月曜から金曜の午前8時半から午後5時15分。TEL0120・007・110。HPでは連絡先を入力すると、最寄りの法務局に送信され、実際の相談は電話か面談で行う。
同局人権擁護課は「電話では保護者からの相談も受け付けている。アクセスしやすい方法で、どんな小さい悩みや相談ごとでも寄せてほしい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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