駒ケ岳年3回「随行登山」へ、規制は継続

update 2007/6/12 14:02

 【森】駒ケ岳火山防災会議協議会(会長・湊美喜夫森町長)は11日、駒ケ岳自然休養林保護管理協議会(同)と合同会議を開き、7月から9月まで月1回の計3回、会関係者らとともに6合目から頂上まで歩き、火山防災教育などを行う「随行登山」を実施することを決めた。1998年10月から実施している駒ケ岳の登山規制は継続する。

 駒ケ岳は42年以降静穏だったが、96年の噴火以降、98年、2000年と小噴火を繰り返している。01年火山性微動が観測されたが、以降、目立った活動はない。

 駒ケ岳火山防災会議協議会事務局(森町防災消防対策室)によると、5月までの地震活動は「静穏」を保っているが、「昭和4年火口」からの弱い噴気は引き続き観測。同協議会は慎重な姿勢を見せながらも、専門家らのさまざまな意見や「登山できないか」といった登山愛好者らの声を受け、年3回の随行登山の実施を決めた。

 随行登山は同協議会メンバーとともにバスで「赤井川森の味ゲート」を経て6合目駐車場へ移動。ヘルメットを着用するなど万全な防災対策を取った上で、頂上まで歩く。また、本年度内に6合目駐車場に無線施設の設置なども検討。随行登山の詳しい内容・日程などは今後、決定する。

 入山規制にかかわる周知ちらしは、駒ケ岳自然休養林保護管理協議会が2300枚を作成し、関係市町、観光協会、JR森、大沼公園各駅など公共施設などで配布する。また、森町のホームページでも関連情報を随時提供する。

提供 - 函館新聞社



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