農業体験会、親子連れら160人参加

update 2007/6/12 14:00

 函館市主催の農業(稲作)体験会が10日、同市米原町の水田で開かれた。親子連れら市民約160人が参加。初夏の日差しを受けながら、子どもたちは泥まみれになって田植え作業に夢中になっていた。

 同体験会は、市農村地域活性化事業の一環で、2004年度から実施している。約1000平方メートルの水田で、道南生まれの「ふっくりんこ」を育て、秋には約500キロの収穫が見込める。7月に草取り、10月に稲刈り、11月には脱穀と試食会を開く。昔ながらの農作業を通じ、大地の恵みの大切さを学ぶ。

 この日の田植えでは、はだしになって田んぼに入り、足を取られて転ぶ子どもも。それでも「冷たい」「ぬるぬるする」などと、歓声を上げながら苗を植えていた。また、ドサンコ乗馬体験や、水田の周りにいるアメンボやオタマジャクシ、ヘビなどの小動物を発見すると、子どもたちは珍しそうにはしゃいでいた。

 両親と弟と参加し、稲作体験も水田に入るのも初めてという道教大附属函館小2年の船山沙樹さん(7)は「まっすぐ植えるのは大変だった。泥がちょっと気持ち悪かったけれど、楽しかった」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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