「子どもには暴力は犯罪」…ウイメンズネット函館・総会、講演会
update 2007/6/10 13:52
ドメスティックバイオレンス(DV、配偶者からの暴力)の被害者を支援するNPO法人(特定非営利活動法人)ウイメンズネット函館(古川満寿子理事長)は9日、函館教育会館で2007年度総会と講演会を開いた。
講演会ではNPO法人ウイメンズネット青森(青森市)の三上久美子代表が「デートDV(交際相手からの暴力)」をテーマに、子どもへのDV予防教育の取り組みを紹介した。
同法人は青森市内の高校でデートDV講座を開催。三上代表は高校生への教育で行っているプログラムを実践し、「子どもたちには暴力は犯罪。しかも特別な関係の特別な人でなく普通の生活で起こることを伝え、友達に相談されたら暴力は双方の問題と言わないでほしいと話している」と説明した。
またデートDVについて「相手からの束縛は自分への興味や愛情だと受け入れがち。自由にさせることへの不安で愛情ではない」と指摘。「周囲から交際だから簡単に別れられると思われてしまうが、相手がストーカー行為に及び、学業が続けられなくなる悲劇もある」と実態を示した。
総会では06年度の決算、会計監査ほか、07年度の活動計画などの議案を承認。古川理事長が「DV被害者の自立後の相談支援や子どもへの支援体制を整えていきたい」と抱負を述べた。
提供 - 函館新聞社
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