飲酒運転検挙 大幅減…道警函本管内1−5月

update 2007/6/8 15:01

 道警函館方面本部管内の酒気帯び運転と酒酔い運転の検挙件数が、過去3年間で最も少ないペースで推移している。1月から5月末までの件数は91件で前年同期を60件下回った。同本部交通課は飲酒運転の社会問題化を受け、運転者側の意識が定着したと分析。一方、飲酒運転で事故を起こし、逮捕されたのは前年と同じ17人で、運転理由は言い逃れ的な内容が目立つという。同課は重大事故につながる悪質なドライバーは依然多いとみて、厳しく取り締まっていく方針。

 検挙件数は2004年が643件、05年が619件、06年が532件と減少を続け、ことしはさらに大幅減が見込まれる。署別では松前、八雲署以外が軒並み減少か横ばい。函館中央署が34件(前年比12件減)と最も多く、次いで函館西署の9件(同2件減)、八雲署の5件(同1件増)など。

 ことしこれまでに実施した7回の一斉取り締まりで検挙したのは43人(男性33人、女性10人)。年代別では20歳代が16人と最も多く、次いで30歳代の13人と若い世代が目立つ。時間帯では午前零時から同1時までが10人と最多で、同5時以降も8人に上った。

 職業は会社員が18人と約4割に達し、飲食店従業員も6人いた。飲酒相手は「友人」が18人、「1人」が16人のほか、「接待」とした飲食店従業員らが3人で、常習性もうかがえる。運転理由は「他の交通機関がない」が14人、「運転しても捕まらないと思った」が12人、「通勤で使用するため」が8人など、「言い訳的な内容が目立つ」(同課)。

 取り締まりを重点的に行う交通機動隊による検挙件数は、前年同期より41件減って26件で、同課は「飲酒運転者自体は減少している」とみる。しかし、1月には函館市内で酒気帯びで高速運転の車が対向車線にはみ出してパトカーと衝突し、警察官2人が負傷。同課は「今後も歓楽街、住宅街での取り締まりを強化する」と話している。

提供 - 函館新聞社



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