コムスンの指定打ち切りで、函館にも影響懸念
update 2007/6/7 13:56
6日、厚生労働省が、訪問介護最大手の「コムスン」の新規事業指定と指定更新の打ち切りを決定したことを受け、道内の各自体も対応に追われた。函館市内にはコムスンによる介護関連事業所が9カ所あるが、市福祉部では、指定打ち切り後の利用者の新たな受け入れ先などのリストアップなどを進めている。
函館市内では、4カ所の訪問介護事業所を中心に、合わせて約450人がコムスンによるサービスを受けている。このうち、居宅介護支援事業所の函館メディカルケアプランセンター(富岡町3)と訪問介護の函館的場ケアセンター(的場町18)が介護保険法に基づき、2008年3月に指定打ち切りとなるのをはじめ、2012年6月までに全事業所のサービスを打ち切られる見通し。函館市福祉部では「今回のような事態が起きたことは大変に残念。ただ、現在市内にある他の介護支援事業所で受け皿は確保できると考えているので、利用者の不安がないよう速やかに適切な対応策を検討していきたい」と話している。
一方、4月10日現在、道内のコムスンの介護関連事業所は194カ所。このうち来年3月で更新期限を迎えるのは十数カ所と見られる。道では一連の不祥事に基づき、すでに今年5月に道内全域で介護事業所の一斉監査を行ったが、コムスン関連を含め現時点で不正は見つかっていない。
提供 - 函館新聞社
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