畑・渡島支庁長が就任会見

update 2007/6/5 12:51

 渡島支庁長に1日付で就任した畑秀叔(ひでとし)氏(54)は4日、渡島合同庁舎で着任会見を開いた。畑氏は「各機関と連携し、道南地域全体の振興発展に努力していきたい」と抱負を語った。

 畑氏は「渡島は大沼国定公園や3つの道立公園をはじめとした豊かな自然や、五稜郭、元町地区、松前城など歴史的建造物といった観光資源に恵まれた素晴らしい地域。新幹線の開業に合わせ、さらなる観光客増加を目指すため、地元と連携しながら知恵を出し合っていきたい」と強調した。

 また、土木の現場に携わってきた観点から「道内の他地域に比較すると、道路や下水道など生活に密着したインフラ整備が遅れている部分も見られるので、住民が住みやすい町づくりを心がけたい」と話した。産業については「ホタテやコンブなど水産資源に恵まれているので、全道、全国に販路を拡大し、地域の活性化につなげたい」と意欲を見せた。

 畑氏は札幌市出身。1976年に北大工学部を卒業して道庁入り。網走土木現業所を振り出しに、札幌、帯広などの勤務を経て、2005年に小樽土木現業所長、前職は06年に就任した道建設部まちづくり局長。渡島支庁での勤務は今回が初めて。

提供 - 函館新聞社



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