江差小運動会、全校児童で餅つき囃子
update 2007/6/4 13:39
【江差】桧山管内各町の小学校で運動会が開かれた3日、町立江差小(後藤實校長、児童220人)では、全校児童と教諭がニシン漁全盛期の繁栄を伝える「江差餅つき囃子(もちつきばやし)」のユーモラスな踊りを披露した。
同日は澄み切った青空に恵まれた桧山管内。同小グラウンドでは、全校児童が輪になって餅をついたり、きねを振り回す様子を元気いっぱいの踊りで表現。会場に詰め掛けた大勢の家族や住民を楽しませた。
同小は、児童に貴重な郷土芸能に親しんでもらおうと、運動会のプログラムに餅つき囃子を取り入れている。グラウンドで踊ることができるよう独自のアレンジも加えた。児童と教諭は本番を前に、町内に住む踊りの師匠・川端幸子さんの指導を受けて特訓を重ねた。「勤務が長い先生はかなり上手です。新任の先生も頑張って覚えました」(後藤校長)。
「ことしゃ豊年満作で、山は豊作浜大漁、この家じゃ黄金の餅をつく」という歌で始まる餅つき囃子。ニシン漁で繁栄を極めた網元で、正月を控えて夜通し行われた餅つきの情景をユーモラスな歌と踊りで再現している。町内では江差追分をはじめ、餅つき囃子など5つもの郷土芸能が、道の無形民俗文化財に指定されている。
提供 - 函館新聞社
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