「函館に新しい息吹」…日銀審査委員・西村氏が来函

update 2007/6/1 14:41

 日銀審議委員の西村清彦氏が31日、函館国際ホテル(函館市大手町)で開催の金融経済懇談会に出席するため、函館入りした。西村氏は、地元の行政機関や経済界の代表者らを前に、国内の経済や物価情勢などに関する現状や展望を示し、道南の活性化に向けて意見交換を行った。

 同懇談会は日銀が毎年、全国の10カ所前後で展開していて、函館では2005年2月以来。西村氏、服部誠弘同銀函館支店長のほか、地元からは西尾正範函館市長、成田一憲渡島支庁長、函館商工会議所の役員、各界の協会・組合、金融機関の代表者ら14人が出席した。

 あいさつした西村氏は「北海道経済の現状はいまだ厳しい中、新しい息吹を函館で感じることができる」と説明。具体例として、同市西部地区をスペインのバルに見立てて飲み歩きを楽しむイベント「バル街」や、湯の川温泉街を主会場にした体験型ロングランイベント「はこだて湯の川温泉泊覧会(はこだてオンパク)」の成功、大手ホテルチェーンの進出などを挙げた。

 出席者からは、首都圏と相違の見られる景気回復の鈍さを懸念し、地域再生に向けた質問が集中。西村氏は「函館には、地域再生の種がたくさんある。大学を核にしたり、新たな事業を優遇策で引き寄せたりするなど、いろいろな施策を積極的に活用するのが重要」などと提言した。

提供 - 函館新聞社



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