禁煙 あきらめないで…パネル展示健康被害紹介 総合福祉センター

update 2007/6/1 14:41

 5月31日は「世界禁煙デー」。函館市総合保健センター(五稜郭町23)で同日、喫煙の健康被害を周知する「禁煙週間キャンペーン」(市立函館保健所主催)が始まった。たばこと健康に関するパネル展やビデオ上映などを通じ、禁煙を呼び掛けている。6日まで。

 禁煙週間(31日―6月6日)に合わせて毎年開催。本年度はパネル9点と、喫煙と非喫煙の肺模型を展示している。パネルでは喫煙ががん以外にも動脈硬化を促し、生活習慣病の危険因子となることを解説。女性の場合、低体重児の出産、早産・流産の危険性が高まると警鐘を鳴らしている。

 たばこの先から立ち上る「副流煙」は、直接吸い込む「主流煙」よりも有害物質が多く、周囲の人への影響が大きい点を指摘し、受動喫煙防止や喫煙マナー順守の徹底を訴えている。禁煙アイデア集では、「喫煙用具を捨てる」「当面酒席に出ない」「散歩やスポーツでイライラを解消する」などの10の手法を提案している。

 また同保健所健康増進課では禁煙希望者の健康相談にも対応。2006年度から禁煙外来への保険適用が可能になったことを受け、昨年6月から禁煙外来を紹介している。06年度は来所や電話で30件の問い合わせがあり、年代は20代から60代で8割が本人だった。「夫に禁煙してもらいたい」など家族からの相談、「飲食店が分煙になっていない」などの苦情もあった。同課によると、4月現在、保険適用の禁煙外来が市内に18件あることが社会保険事務所への照会で判明した。

 同課は「禁煙は動機付けと自分の強い意思がないと難しいが、禁煙外来などを利用し、挫折してもあきらめないで何回でもチャレンジしてほしい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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