収穫が楽しみ!…昭和小児童が田植えに挑戦

update 2007/6/1 14:40

 函館昭和小学校(亀谷幸夫校長、児童512人)の5年生85人は31日、敷地内に新設した水田に道南生まれのコメ「ふっくりんこ」の苗を植えた。半袖、半ズボン姿の子どもたちは、足場が不安定な田に四苦八苦。慣れるにつれ「おいしくな〜れ」などと声を掛けながら丁寧に取り組んだ。

 同校は社会科の授業の一環として毎年、バケツでコメを栽培。だが、新校舎誕生後「コメ作りを通じ、人とかかわり合える場所を作りたい」と芝生予定地を学校関係者が整備し、約75平方bの水田が誕生した。市教委によると敷地内に水田を設けるのは珍しいという。

 児童は4月の水田整備のため、石拾いから作業を始め、5月下旬には代かきも行った。この日は渡島農業改良普及センターや農協職員のほか、同校近くに住む農業、滝花友之さんも講師として参加。滝花さんは「深く植えない」「本数をそろえて」などと指導した。

 成澤麗菜さん(10)は「水田は冷たかったけれど楽しかった。大事に育ておいしく食べたい」と声を弾ませていた。児童はこの後、10月の収穫までを体験。順調に育つと約40キロのコメが収穫できるという。

提供 - 函館新聞社



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