市長査定スタート…市補正 西尾氏初の政策予算
update 2007/5/31 13:39
函館市長選後の政策予算などを盛り込む、市の本年度補正予算の市長査定が30日、始まった。西尾正範市長の初めての政策予算で、6月定例市議会に提出する。財政状況が厳しい中、公約実現に向けた予算をどれだけ措置できるか注目される。
査定を前に市長は、公約の中で早期にできる政策は着手し、事業や政策の制度設計が必要なものは9月議会への提出か来年度からの実施になる見通しを示した。財源調整については「2、3年のスパンで考えたい」と述べた。補正額の規模は未定。
公約の中で、市立小中学校・高校の校長の裁量で使える「知恵の予算」は、市長が6月定例会への提出に意欲を見せてきた。公約では1校100万円だが、学校の規模で減額することも考えられる。国宝指定が決まった「中空土偶」を核とした縄文文化交流センター整備は昨年度、基本計画の策定を終えた。乳幼児医療費助成の拡大や保育料軽減などは、対象者の範囲や規模などを決める必要がある。
2月に前市長が発表した当初予算(一般会計で1221億5000万円)は、市長選を控えていたため新規事業を極力抑えた骨格編成となり、今回の補正予算が肉付けとなる。
査定には工藤寿樹副市長をはじめ、企画・総務・財務の3部長らが同席。入江洋之財政課長が各部局から予算要求のあった事業について説明した。査定は6月2日までの予定。
提供 - 函館新聞社
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