西中生徒がクジラ供養塔を清掃
update 2007/5/31 13:39
函館西中学校(玉手道男校長、生徒数95人)の生徒会役員や地元の有志は30日、クジラをまつるために建立されている鯨族供養塔(函館市弥生町9)の清掃を行った。6月1日に開催予定の「鯨族供養慰霊祭」(函館くじら普及協議会主催)に向けて、準備を整えた。
供養塔は、函館を拠点にクジラ漁をしていた砲手の天野大輔が1957年9月に建立。3年前に、鯨類捕獲調査船団が函館に寄港したのを機に、地元有志が慰霊祭を企画し、2年前から同協議会(藤原厚会長)が実施している。
清掃活動には、同校の生徒5人らが参加し、クジラ像をたわしで磨いたり、周囲のごみを拾うなどして美化に努めた。また、供養塔の説明板に見入ったり、有志から設置された経緯などについて説明を受けた。
生徒会長の森谷一洋君(3年)は「日ごろ見慣れている像がこんなに汚れているとは思わなかったので、きれいになって良かった。これを機会に、クジラについてもっと知識を深めたい」と話していた。
慰霊祭は、1日に称名寺(船見町18)で、地元住民ら約50人を集めて実施。なお、供養塔は同日までの午後7―10時ごろにライトアップされる。
提供 - 函館新聞社
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