ツチクジラ肉店頭に
update 2007/5/30 13:49
ことし初めて道南で水揚げされたツチクジラが29日朝、函館市水産物地方卸売市場(豊川町27)で競りにかけられた。5社の業者が購入し、同市内・近郊にあるスーパーマーケットや鮮魚店などの店頭に並べられた。
取引されたのは赤肉約1088キロ、小切れ肉約105キロで、1キロ当たりの卸値はそれぞれ1450円、1150―1100円。赤肉は昨年の初値(1400―1300円)を上回り、昨年の最高値に並んだ。小切れ肉は昨年の初値(980円)より大幅に高く、昨年の最高値だった1050円を更新した。
高値の理由について同市場の卸売会社、函館魚市場(松山征史社長)は「ミンククジラが多く出回ったため、ツチクジラの卸値が下がるのではないかと心配していた。しかし、肉質も軟らかく、体長の割に小切れ肉が大きかった」と分析する。
イトーヨーカドー函館店(同市美原1)内の藤原水産(藤原厚社長)では、約10キロの赤肉を仕入れた。年配者を中心に、約300グラムで買い求める客が多く、吉田浩店長は「反応はまずまず。刺し身や竜田揚げとして食べてもらえるよう、購入を勧めていきたい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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