死者数大幅に減少…昨年の高齢者セーフティアップラリー
update 2007/2/21 14:20
函館、北斗両市と七飯町の高齢者が町会単位で交通事故防止に取り組む「2市1町高齢者セーフティアップラリー」(実行委主催)の昨年の実施結果がまとまった。昨年5月から11月までの期間中、「無事故」達成町会(町内会)は、前年を若干下回ったが、死者数が前年の7人から1人と大幅に減少。実行委は「ラリーを通じて高齢者の交通事故抑止に一定の成果が出た」としている。
同ラリーは、お年寄りの交通事故増を受け、函館中央、函館西両署などが昨年に続いて実施。町会は街頭啓発や講話など、独自の交通安全活動を実施して事故防止に努め、無事故達成の町会は両署のホームページで紹介している。
ことしは昨年より期間を2カ月延長し、函館189、北斗86、七飯73町会の計348町会が参加。無事故を達成したのは、函館市が108町会(達成率57%)、北斗が70町会(同81%)、七飯が60町会(同82%)で、全体では238町会(同68%)だった。
達成率を前年と比較すると、函館、北斗は各1ポイント、七飯が7ポイント、全体で2ポイントそれぞれ減少。一方、高齢者被害の交通事故は前年比5件減の252件で、死者は6人減と、数字に表れた。
高齢者ドライバーによる事故は、運転者自体が増えていることで増加。死者数は1人減の1人だったが、発生件数は266件で20件、負傷者も331人で25人いずれも増えた。事故形態では自転車との事故が56件で最も多かった。
実行委は「参加町会には、ラリー期間中だけでなく、日ごろから交通事故防止に努めてほしい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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