桧山北高を視察、激励…高橋知事がまちかど対話

update 2007/5/29 11:56

 【せたな】高橋はるみ道知事は28日、再選後初の「まちかど対話」開催のため桧山入りした。せたな町では、農業や看護・福祉などでユニークな教育に取り組む道立桧山北高校(加藤和美校長、生徒360人)を訪問。食品加工実習を行う生徒を激励した。

 同校の食品加工実習棟では、町内産の「鶴の子大豆」を使った豆腐作りやアイスクリーム加工を視察。白衣姿の生徒と対話しながら原料や製法について熱心に質問した。

 2002年に総合学科に転換した同校は、進学を重視した授業の選択制をはじめ、地域の基幹産業である農業を学ぶ多彩なカリキュラムを設けた。地域や校内の農場で生産した農産物を使った食品加工実習では、生産、加工から販売まで一貫した農業教育を展開。ヨーグルトやソーセージなどの製品は、町内外で販売して好評という。

 瀬棚港で取材に応じた高橋知事は「地域の努力は道政の参考になる。町と学校による総合学科の新しい試みは有意義だ」と感想を述べた。

 また、再選後初の「まちかど対話」を桧山管内で開催したことについては「寺島光一郎道町村会長から首長との双方向対話について強い提言があった。早い時期に『地域づくり推進会議』を桧山で開きたいと考えていた」と話した。

 高橋知事は同日夕、瀬棚港から奥尻町に入った。29日はフェリーで江差に入り「地域づくり推進会議」で、管内7町長と産業振興をテーマに意見交換する予定だ。

提供 - 函館新聞社



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