お化粧隊出動!…メークで若返り
update 2007/5/28 13:13
メークと笑顔を届けたい―。函館市内・近郊に住む会社員やエステティシャン、理容師ら22人で構成する「お化粧隊」(岡田朋子代表)が活動をスタートさせた。函館市内・近郊の高齢者福祉施設を訪れ、ボランティアでメークやマッサージ、顔そりなどを実施。施術後、鏡をのぞきこみ、感嘆の声を上げる施設利用者に、メンバーの笑顔が広がった。
高齢者との会話を楽しみながら、簡易なメークを行うという釧路市内の市民団体の活動を知った岡田代表らが3月下旬に、隊を立ち上げ。メークは初めてという男性メンバーもいたが、メンバー同士のメーク講習会も行うなど準備を重ねてきた。
2回目の“出動”となった27日、メンバー6人は北斗市東前74のグループホーム北陽(末廣哲哉施設長、入居者17人)を訪問。メンバーはやさしく声をかけながら、男性には顔そりやオイルを使用した腕のマッサージを、女性には顔そりやメークを施した。
メンバーの一人、森町在住の自営業工藤龍二さん(31)は佐々木ソメさん(79)を担当。「メークなんて久しぶり」と顔を赤らめる佐々木さんに工藤さんは「この色はいかがですか」などとチークや口紅の色を相談しながら、約10分後、ピンクのほお紅と口紅で春らしいメークが完成。佐々木さんが「恥ずかしいけれどまた、来てね」とほほ笑むと工藤さんも大きくうなずき、「練習したかいがありました。いつか、母親にも(メークを)してあげたい」と話していた。
同隊は次回6月9日、函館市内の福祉施設への“出動”が決まっているが、その後は未定。岡田代表は「多くの施設からの要望を待っています。また、衛生面を考え、使い切りタイプのサンプル品を使用しているので、化粧品の提供なども待っています」と呼びかける。
訪問メークの問い合わせ、申し込みは岡田さんTEL0138・22・0770(HIF内)。
提供 - 函館新聞社
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