石川真理愛さん新曲完成
update 2007/5/27 18:00
作詞・作曲に取り組む函館市北美原の主婦、石川真理愛さん(56)が今月中旬、2枚目の自主制作CD「あんたが私を捨てたから」を完成させた。尊敬する歌手、吉幾三さんが歌う姿をイメージして作曲。石川さんをバックアップする音楽関係者が増え、上々の仕上がりとなった。「夢に向かうことに年齢は関係ないとあらためて感じた。吉さんに聞いて、歌ってもらえる曲ができるよう頑張りたい」と話している。
石川さんは、詞を書き、メロディーは口ずさんでまとめ、曲にしていく。譜面に落とすのは習っているピアノの先生という。昨年7月、念願のファーストCD「夜明けまで」を完成させた。
ことし2月、道南で音楽活動をする人たちでつくる「道南ミュージシャンクラブ」のメンバーが集う同市内の喫茶店で、石川さんの活動が話題になった。同クラブの中澤春雄副会長が「夜明けまで」を聞いた時、「曲の発想は、われわれにはないもの。型破りで独創的なところがとても良い」と気に入った。
しばらくして、同店で石川さんは中澤さんと初対面。中澤さんは、夢を追い続ける石川さんの姿勢に感心。当時、制作中の「あんたが―」を聞かせたところ編曲を買って出た。「曲に込められた石川さんの思いを大切にするのに苦労した。自分も久しぶりにいい曲づくりに携わった思い」と振り返る。
石川さんについて「勢いのある人。最近少なくなってきた、記憶に残る曲を作れる素質を持っている。このような人が函館にいたとは」と高く評価。
「あんたが―」は、女心を男性が歌う。タイトル通り、別れた男性に対し、女性が憤り、憎む気持ちが込められている。歌謡曲とラブソングの中間のような感じだ。昨年12月、約3時間で詞とメロディーが完成したという。
石川さんは約4年前、同市内の飲食店で吉さんと友人関係にある音楽家、津島一郎さんと出会い、完成した新曲を津島さんに送った。「もしかしたら吉さんが聞いてくれるかもという気持ちでいっぱい。いつかは吉さんが歌う曲を作ることができれば」と胸を膨らませている。
提供 - 函館新聞社
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