4月の道南有効求人倍率0・53倍

update 2007/5/26 10:44

 函館公共職業安定所は25日、4月の渡島・桧山管内における雇用情勢を発表した。求職者1人に対する求人数を示す有効求人倍率は、前年同月比0・02ポイント増の0・53倍と、6カ月ぶりにプラスに転化。先行指標となる新規求人倍率は同0・05ポイント増の0・70倍と2カ月連続で上昇したものの、管内での常用を希望する求職者とのミスマッチは解消されていないことから、改善傾向は一進一退の状況が続いている。

 月間有効求人数は、新規や繰越求人の動向から、同2・1%増の5749人。新規求人数は、同3・6%増の2371人で、内訳は常用求人(パートを除く)が同3・2%増の1554人、パート求人(常用)が同4・3%増の817人だったが、就労地が管外・道外の求人(求人5人以上の事業所)が150人増、派遣求人が51人増となったことによる。

 新規求人を産業別で見ると、建設業が同61人減の140人、公務が同43人減の10人、卸売・小売業が同40人減の475人、製造業が同26人減の244人などと低調。一方、サービス業は同94人増の577人、医療・福祉が同47人増の355人、情報通信業が同42人増の137人、運輸業が同23人増の112人と好調だった。

 新規求人に占める常用パート求人の割合は34・5%で、同0・3ポイントの増加。離職者は同10・5%減で、内訳は、事業主都合(リストラ)が同7・7%減、自己都合が同11・7%減だった。

提供 - 函館新聞社



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