参院選と姥神祭に挟まれて… 江差町議選 投票日はいつ?
update 2007/5/25 10:30
【江差】任期満了に伴う江差町議選(定数12)が7月に告示される。これまで7月の第4日曜を投開票日としてきたが、本年度は1週間前の同22日が参院選の投開票日となる見込みで、選挙事務の日程が重複する恐れがある。6月2日の町選管で正式決定される予定だが、町は対応に苦慮している。
町議の任期満了は8月10日で、30日以内に選挙を行わなければならない。2003年度の前回選挙は7月22日告示、同27日投開票だった。前回と同じ日程を組むと24日告示・28日投開票となるが、本年度は1週間前の同22日が参院選の投開票日となる見通しだ。
この場合、23日未明まで参院選の選挙事務を行う町選管が、町議選準備に充てられるのは23日だけ。ポスター掲示板の差し替え、選挙カーの届け出など、町選管や関係機関の業務が1日に集中し、「業務を処理することが物理的に困難」(町幹部)との声が根強い。
また、参院選と町議選の「ダブル選挙」は、両選挙で転出入などの時期により選挙資格が異なるほか、開票作業が複雑化するため早い時期に見送られた。
代替案として有力視されているのが、例年より1週間遅い8月4日の投開票。だが、4日は道内最古の祭り「姥神大神宮渡御祭」(8月9―11日)の開幕直前。祭礼準備が佳境を迎え、山車の準備や飾り付け、祭ばやしの練習など、町内全体が祭り一色に染まる時期に当たる。
このため、立候補予定者だけでなく町民からも「町民が1年のすべてをかける姥神大神宮渡御祭の直前に町議選を実施すれば総スカンを食らう」「祭りへの町民の思いは特別。選挙どころではない。投票率にも影響が出る」との声も上がり、町は決めかねている。
町議選をめぐっては、3月の定例町議会で定数を16から12に削減。数人の現職が引退の意向を示す一方、複数の新人が立候補を予定しており、早くも乱戦が予想されている。
提供 - 函館新聞社
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