「名勝ぜひ紹介して」…香雪園の園亭内見会
update 2007/5/25 10:30
6月1日から一般開放される旧岩船家庭園(見晴町、通称・香雪園)の園亭で24日、観光業界や報道関係者を対象にした内見会が行われ、バス、タクシーなどの業界関係者ら20人に内部が公開された。
旧岩船家庭園は道内有数の呉服商だった故岩船峯次郎氏が1898年ごろ、別荘として造成した純日本庭園。1959年に市有化され、2001年には国から道内唯一の名勝指定を受けた。市は文化庁の補助を受け、2004年度から復元整備を進めていて、園亭は写真資料や発掘調査を基に大正時代の姿に復元。こけらぶきの屋根を再現するなど、当時の建築技術を用いた。
この日は市土木部が復元整備の経緯や概要、利用方法などを説明し、「観光業界の方には道内唯一の国指定の名勝である庭園を、お客さんに紹介してもらいたい」とPR。参加者は駐車場の整備や開放時間などについて質問し、室内を見て回り、庭園を眺めていた。市内のタクシー会社の男性社員(58)は「30年ぶりに訪れたが、復元されたのは喜ばしい。これからは観光客にもっと紹介したい」と話していた。
園亭の見学は4月から11月までで無料。茶会や生け花、句会などでの貸し切りは通年で利用でき、1週間前までに予約が必要で、使用時間に関係なく1日750円。定員30人程度で、備品の貸し出し可。時間は午前9時から午後5時まで。問い合わせは市住宅都市施設公社花と緑の課TEL0138・40・3605。
提供 - 函館新聞社
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