管内支部が擁立断念…道議選桧山支庁区
update 2007/2/20 13:07
【江差】難航している道議選檜山支庁区(定数1)の候補者擁立をめぐり、桧山管内7町の自民党支部長・幹事長の会合が19日に江差町で開かれ、地元支部として候補者擁立を断念し、対応を党道連と党8区支部(中村勉支部長)に一任する方針を決めた。
これを受けて8区支部は、中村支部長を議長とし、管内の支部長・幹事長で構成する「桧山支庁区連絡会議」を同日設置。同党はすべての道議選挙区で候補者擁立を掲げており、管外からの擁立を含め、3月30日の告示ぎりぎりまで候補者の模索を続ける方針だ。
会議には中村支部長と各町の党支部長・幹事長らが出席。取材に対して中村支部長は「環境は厳しいが現時点では候補者を擁立しない選択肢はあり得ない。具体名は挙がっていないが時間ぎりぎりまで責任を持って力を尽くしたい」と話した。
同管内には各町に党支部があるだけで、全支部を統括する上位組織はない。新たに設けた連絡会議を通じ、統一選に向けた体制の立て直しを図る考えだ。
管内では、本命と目されていた厚沢部町出身の参院議員秘書の擁立が頓挫してから、候補者選びが迷走。衆院選道8区で2度落選した佐藤健治氏の名前も浮上したが、本人が固持した。
年明けからはピンチヒッターとして、管内の町議会議長を軸に説得を進めたが、同意を得られなかった。水産業界に影響力を持つ道議の意向で、渡島支庁区では擁立に至らなかった道水産林務部幹部の“くら替え”も模索したが、関係者の確執もあり実現しなかった。
党関係者は「事実上の白紙委任。地元だけでなく落下傘候補を含め、8区支部や党道連にも手持ちの候補者は少ない。残り時間を考えても情勢は厳しい」と話す。
中村支部長は「支庁統廃合に伴う桧山支庁区の先行きが見えないことが候補者が見付からない原因の一つではないか」と話している。
提供 - 函館新聞社
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