議長に阿部氏、副議長斉藤明氏 監査委員は小野沢、工藤氏…函館市議会臨時会
update 2007/5/22 11:31
改選後初となる函館市議会(定数38)の臨時会が21日、開会した。正副議長選挙を実施し、議長に阿部善一氏(民主・市民ネット)、副議長に斉藤明男氏(新生クラブ)を選出。監査委員に小野沢猛史氏(市民クラブ)と工藤恵美氏(新生クラブ)を選任することに同意した。会期は22日まで。
正副議長選は、本会議出席の37人で投票を行い、議長の阿部氏は有効投票36票のうち34票を獲得、無効票は1だった。副議長の斉藤氏は有効投票35票のうち33票を獲得、無効票は2。
阿部氏は56歳。1995年に初当選し、連続4期目。決算特別委員会委員長や総務常任委員長などを歴任した。「責任の重みに身の引き締まる思い。公平公正な議会運営はもちろん、新しい地方分権時代に対応した機能が求められており、引き続き議会改革を進め、市民に信頼される議会の構築に努めたい」とあいさつした。
斉藤氏は58歳。83年に旧恵山町議に初当選し、町議6回当選、市議1回当選。町議会議長を歴任し、2004年12月の合併後は市議会恵山議員団長を務めた。就任あいさつで「多種多様な課題に対応し、市民に分かりやすい議会の構築に向け、一層の支援をお願いしたい」と述べた。
正副議長選挙は事実上、会派からの推薦候補に同意して投票する仕組み。民主・市民ネットと新生クラブが各10人の第1会派となったが、前期2年間の議長は民主、副議長は新生クから選出することを申し合わせた。民主の議長就任は1995年5月から連続して続いている。
西尾正範市長が提出した監査委員の選任は、議長と当事者、欠席者を除く35人が投票し、小野沢氏は「可」が24票、「否」が8票、白票や賛否を明らかにしないものが3票、工藤氏は「可」25票、「否」5票、白票5だった。
22日は3常任委員会の委員選任や正副委員長の選出などを行う。
提供 - 函館新聞社
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