会長に工藤上ノ国町長…桧山開発期成会
update 2007/5/22 11:30
【江差】桧山管内7町で組織する桧山総合開発期成会の定期総会が21日、桧山支庁で開かれた。任期満了に伴う役員改選では工藤昇上ノ国町長を会長に選出した。
工藤町長は改選前までの副会長。同支庁管内町村会副会長も務めている。2人の副会長には外崎秀人今金町長、若狭大四郎上ノ国町議会議長を選出。工藤町長は「桧山には多くの課題がある。皆さんの協力を得て期成会の活動が一助となれば」とあいさつした。
議事では2008年度の道開発予算要望に向けた、管内の重点事項について協議。重点懸案事項として(1)道路整備予算の安定的確保(2)渡島半島内での日本海ルート交通網の整備(3)北海道新幹線の建設促進―を柱に掲げた。
個別の要望事項では、函館江差自動車道の木古内・江差間整備区間昇格、桧山南部と函館市を結ぶ国道227号の狭小トンネル解消などのアクセス改善を求める。
波浪による海岸浸食が各町で深刻となり、越波などで住民の生活が脅かされている現状から、沿岸5町で海岸保全対策事業や護岸整備などを盛り込んだ。
漁業振興に向けては、江差・上ノ国沖でのヤリイカ産卵礁、上ノ国沖のミズダコ産卵礁などの整備、サクラマス資源の造成に向けた乙部町栄浜での幼魚生産の推進などを求める。
保健医療・福祉の充実に向けては、緊急医療の充実や災害時に初動措置の迅速化を図るため、乙部ヘリポートへの機材常駐や施設整備を働きかける。
期成会では6月25日に町長・町議会議長が、道庁や開発局などに要望を行うほか、26日には上京して、国土交通省北海道局をはじめ、道内選出国会議員らを対象に要請活動を展開する。
提供 - 函館新聞社
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