死者1人増の2人、事故は前年比9件減の59件…春の交通安全運動
update 2007/5/22 11:30
11日から20日までの「春の全国交通安全運動」期間中、道警函館方面本部管内で発生した交通事故は、前年同時期より9件少ない59件だったが、死者は1人増えて2人だった。1月からの累計でも減少傾向にあるが、高齢者の事故が増えており、同本部交通課は「高齢者、自転車の事故抑止策を展開したい」と話している。
同運動は例年4月に行われていて、昨年5月の同時期と比較した。死亡事故は、12日に函館市千代台町で自転車とタクシーが衝突し自転車の男性(78)が亡くなり、20日には七飯町大川の国道5号(函館新道)で乗用車が分離帯に衝突し、運転していた男性(26)が死亡した。
道路別では国道の事故が前年より8件減って15件。市町村道は1件増えて29件と最も多く、道道も1件増の14件だった。発生場所の地形は、市街地の交差点が34件(前年比5件減)、市街地の交差点が15件(同6件減)などだった。
発生時間帯は、日中が6件増えて50件と8割以上に達し、逆に夜間の事故は15件減の9件と大幅に減少。発生曜日では週末の金、土、日曜が33件で前年を8件上回った。運転者の違反別では、前方不注視など安全運転義務違反に伴うものが46件と全体の8割近くに達した。
期間中の死者2人は全道全体の6人の3分の1を占め、「人口比にするとかなり高い」と同課。さらに「1月からの累計では、件数、死者、負傷者とも前年を下回るペースなので、これが続けられるよう今後も指導、取り締まりを続けたい」としている。
提供 - 函館新聞社
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