未来の森植樹祭、120人が参加
update 2007/5/21 14:09
道内で森林の再生運動を展開するNPO法人(特定非営利活動法人)「北海道に森を創る会」(石子彭培理事長、札幌)が20日、函館市亀田中野町の民有地で「未来の森植樹祭」を開催した。同法人札幌本部や函館支部の会員、函館市内の国の華幼稚園の園児ら120人が参加。日本さくらの会(東京)から寄贈されたエゾヤマザクラなどの苗木約200本を植樹した。
放置林やリゾート開発跡地などで森林の再生や活用を進め、環境保全に貢献する「森トラスト運動」で、植樹は昨年度に続いて2回目。本年度は苫小牧市で6月24日に開かれる第58回全国植樹祭(国土緑化推進機構主催)の開催記念行事として実施した。
同法人は函館市内の建設会社が所有するゴルフ場整備予定地だった土地の一部約5・8ヘクタールを借り、「未来の森」と名付けて昨年度から人工林の育成や植樹を行っている。活動は函館が第一号で、今後は空知管内月形町でも植樹祭を開催する。
この日は石子理事長が苗木を子どもに例えて「みんなで愛情持って育てていこう」とあいさつし、植樹を祝って園児が合唱を披露した後、作業をスタート。重そうにスコップを抱えた園児たちは、苗木を植えると一生懸命足で土を踏み固めていた。オーナーを募集したソメイヨシノの苗木は、購入者が誕生祝いなどの記念樹として植えた。
参加した長縄祐里ちゃん(5)は「お花が咲いたら見に来たい」と笑顔。石子理事長は「植樹運動を通じて、自然に親しみ他人を思いやる心をはぐくみたい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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