じろじろ大学スタート
update 2007/5/21 14:08
道教育大学函館校の学生と子どもたちが同じ視線で街を見つめる「じろじろ大学」が20日、スタートした。初日は8グループに分かれて「函館ウオークラリー大会」に出場。メンバー同士の親交を深めた後、本年度のプログラムについて意見を出し合った。
同事業は街をじっくり「ジロジロ見る」ことから命名。子どもが主体的に活動し、学校ではできない取り組みをしようと、同大根本直樹准教授(社会科教育)が2003年にスタートさせた。当初、夏休みに集中的に行っていたが参加者の意見などを取り入れ、06年から月1度、年7回のプログラムへと移行。実行委メンバーに加え、学生ボランティアが運営している。
昨年は市内さまざまな「街」を歩き、函館の「今」「昔」を学んだ後、函館を創造。函館の未来を模型に表し、最終日に発表会を行った。ことしは20日に参加者から出された意見を参考にしながら「なりきり記者」として、市内のさまざまなエリアを取材。また「開かれた学校」を目指し、道東の小学校とインターネットを介した情報交換なども検討している。
本年度実行委員長に就任した嶋村幸子さん(社会文化情報コース3年)は「函館は学ぶ素材がたくさんあり、恵まれた土地。子どもたちと同じ視点で学び、地域貢献へもつなげたい」と意気込む。
この日は小・中学生12人が参加。参加4年目の本間はるかさん(函館柏野小6年)は弟の郁登(ふみと)君(3年)と参加。「大学生は親しみやすい。毎年、楽しいプログラムがいっぱいなので、ことしも楽しみ」と話している。
次回は6月17日実施予定。途中からの参加も可能。小学校3年生から中学校1年生までを受け付ける。問い合わせ、申し込みはファクスで根本研究室まで。ファクス番号はTEL0138・44・4262。
提供 - 函館新聞社
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