函館物産協会、物産展売上高20億円突破
update 2007/5/20 17:02
函館物産協会(石黒義男会長)の2006年度の売上高が過去最高の20億4956万円(前年度比10・6%増)に上った。02年度以降毎年売り上げを伸ばしており、初めて20億円の大台を突破。同協会事務局は「北海道物産展は全国でも依然高い人気を誇っている。食の宝庫としてのイメージが強いのでは」と話している。
事務局によると、1997年度の売り上げは12億1812万円だったが、2002年度以降着実に伸ばしてきた。02年度は13億4544万円、03年度は15億3141万円、04年度は17億1847万円、05年度は18億5343万円で、伸び率は平均で11・1%。
06年度は、道や百貨店などが各地で主催した北海道物産展など、約200会場で参加したほか、単独でも物産展を開いている。会場は、青森県から沖縄県まで。4―6月と10、11月に集中し、各会場の期間は1週間―10日ほど。全国的に人気が高く、西に行くほどその傾向が強くなるという。
函館や道南の製品で根強い人気があるのは、海産物や水産加工品。魚卵やイカ製品、コンブなど。秋開催では、正月の食材用に買い求める客が多いという。近年、女性をターゲットにしたスイーツ類の需要も高く、若い人の来場も目立つという。
また、同協会は毎秋、市内で商談会を開き、豊富な商品を全国の百貨店などのバイヤーにPR。定番商品から新製品までが並び、協会に加盟する地元業者が直接商品を売り込んでいる。こうした活動も売り上げ増の要因と考えられる。
事務局は「物産展を楽しみにしている固定客が全国各地にいる。北海道のクリーンで新鮮な素材というイメージと、函館の知名度が、売り上げを伸ばしているのでは」と話している。
提供 - 函館新聞社
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