函館市住基台帳 年内にも29万人割れ
update 2007/5/17 12:09
函館市の住民基本台帳(外国人登録を除く)に基づく人口動態によると、2007年1―4月の4カ月間で2074人減少し、4月末現在29万1405人となった。転勤や進学などで社会増減の変動幅が1年で最も多い3、4月の2カ月間で1322人が減少。06年の同期間(1―4月)の減少数2072人とほぼ同数だった。人口流出に歯止めをかける明るい材料が見当たらず、このまま、年間3559人が減少した前年並みに推移した場合、年内にも29万人を割り込む可能性がある。
社会動態では、3月は転入が1529人、転出が3341人で、転出が転入を上回る社会減となり、1812人減(前年同期1599人減)だった。4月は転入が2832人、転出が2240人で、592人増(同374人増)。3、4月を合わせると1220人減(同1225人減)で、減少数はほぼ前年並みに落ち着いた。1―4月では、1738人減(同1644人減)で、昨年より約100人減少幅が増加している。
自然動態では、1―4月の出生が638人、死亡が1085人で、計447人の減少。出生数、死亡数ともに1カ月当たりの昨年の平均値(出生約160人、死亡約270人)で推移している。その他の増減は111人増だった。
年齢別では、年少人口(14歳以下)が昨年12月末に比べ、265人減の3万3501人。生産年齢人口(15―64歳)が2463人減の18万5909人。老年人口(65歳以上)が654人増の7万1995人。
市企画部新計画担当によると、転出先は首都圏を中心とした道外が多く、道内では札幌圏への流出が顕著で、「雇用の確保が不可欠。学生に地元に就職してもらうことも必要」と話している。
提供 - 函館新聞社
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