福島、8月の町議選を平日投票に
update 2007/5/17 12:09
【福島】福島町選管は16日までに、任期満了に伴う8月の町議会議員選挙の投票日を平日の15日(水曜)に決めた。開票作業に従事する職員の人件費を節減して支出を抑えると同時に、季節労働者や学生らの帰省時期と重なることから投票率アップを図るのが狙い。道内での市町村長・議員選の平日投票(土曜を除く)は、2003年度以降8自治体で13選挙が行われている。ただ、全国的には投票率が下がったケースもあり、結果が注目される。
町は、隣接する松前町との合併協議破たんを受けて自立可能な財政運営を進めている。平日投票は、経費削減を目的に議会側が昨年から提案していた。職員配置の課題もあるため協議を重ね、15日に開かれた同選管の会議で決定。告示は同10日(金曜)で、土・日曜に期日前投票ができるため、町民の不利益にはならないと考えた。
町によると、削減される人件費は約105万円。このほかの経費も抑制されるとみている。平日投票は同町にとって初の試みで、効果があれば継続する考え。
投票率は、同町独自の事情から上昇も可能と踏んだ。選挙期間はお盆と重なり、有権者名簿登録者数4946人(4月7日現在)中1割以上の520人(3月末現在)に上る季節労働者の多くが帰省する。さらに、例年夏に行う町主催の成人式はことし14日で、期日前投票もできると判断した。
町選管は「定着してきたとはいえ、期日前投票制度の周知がカギ」とし、ちらし配布などでPRしていく考え。
提供 - 函館新聞社
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