函館舞台塾セミナーで開講式

update 2007/5/17 12:08

 舞台や演劇を学ぶ「函館舞台塾2007第9回舞台セミナー」(市文化・スポーツ振興財団主催)の開講式が16日、函館市芸術ホール(五稜郭町37)で行われた。役者や舞台の裏方などを目指す高校生から社会人までの11人が参加。来年2月の卒業公演に向けてスタートを切った。

 同セミナーは函館の演劇と舞台活動のすそ野拡大を目的に1999年に開講。演技を学ぶキャストコースと舞台美術や音響などを学ぶスタッフコースがある。市内の劇団やダンス教室主宰者の指導の下、来年3月の閉講式まで1年間、全43回の講習を通して舞台の基礎を学ぶ。同2月末には卒業公演で成果を披露する。

 開講式では同ホールの中原憲館長が「仕事と両立など週1回のスケジュールといえども厳しいかもしれないが、卒業まで頑張ってほしい」とエールを送った。受講生は、みのゆづるさん(劇団自由飛行館代表)、近堂恭司さん(グループ偕)、赤坂佳子さん(劇団自由飛行館)、高野理恵子さん(Rダンスカンパニー主宰)、石井千絵さん(同)の講師5人と顔合わせをした。

 ことしの卒業公演の演目「いつかみた夏の思い出」(作・市堂令さん)。学校などでの出来事を各役者の実話を交えながら振り返り、未来を予想する内容だ。初参加となる市内の男性会社員(33)は「仕事との両立は大変かもしれないが、卒業公演まで演じたい」と力強く話していた。

提供 - 函館新聞社



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