函館市発注工事 06年度は410件、80億1300万円

update 2007/5/16 10:55

 函館市財務部は、2006年度の業者別工事関係受注金額をまとめた。水道、交通、病院を除く市の発注件数と総額は410件、80億1300万円で、前年度より80件(16%)、9億8300万円(11%)減少した。受注金額1位は竹中工務店北海道支店の7億9380万円だった。

 市の工事や、工事関係の委託業務(設計や測量、コンサルタント)の発注・受注実績で、業者の受注は一般競争入札、指名競争入札、随意契約などさまざま。06年度は件数、金額とも減少したが、1件平均の受注金額は1954万円で、前年度より119万円増加した。工事が継続事業の場合は複数年度分の金額となる。

 市調度課によると、受注金額1位の竹中工務店道支店は、JV(共同企業体)のメーン会社として、箱館奉行所庁舎復元工事を7億9300万円で受注した。2位は地元の加藤組土建で、奉行所復元工事のJVサブとして2億9700万円や市立函館高校校舎改築工事で1億3000万円などを確保。3位も奉行所復元工事のJVサブとして2億9700万円などを受けた石井組。

 4位は曲小小倉工務店で、亀田港児童館新築その他で1億2000万円など、5位は今井工務店で市営住宅日吉3丁目団地11号棟新築で1億3700万円など、6位は高木組で市立函館高校校舎改修工事として1億4900万円を受注した。

 ともに9位の野辺工務店と明匠建工は、奉行所復元工事のJVサブで1億3200万円、11位の小泉建設は函館臨海研究所新築工事を1億2200万円で受けた。12位以降の斉藤組、NIPPOコーポレーション函館営業所、川村組土建、鈴木道路、アロー建設、共成舗装土木は道路の舗装工事関係の工事を請け負っている。

 1億円以上受注した企業は前年度12社だったが、06年度は14社に増えた。

 同課によると、公共事業縮減の流れで事業費は年々減少傾向にあり、過去10年間では2000年度の208億円が最高。同年度は日乃出清掃工場のダイオキシン削減対策改造工事で94億2000万円、あさひ小学校校舎新築で10億円などの発注があった。

 01年度は157億円、02年度に99億円と100億円台を割り、03年度68億円、04年度99億円、05年度89億円と推移している。

提供 - 函館新聞社



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