2月の函館市内大型店売上高、44カ月ぶり前年上回る

update 2007/5/15 13:47

 函館商工会議所(高野洋蔵会頭)が14日に発表した、2月の函館市内第1種大規模小売店(大型店)8店の売上高は、前年同月比0・1%増の36億4722万円で、2003年6月以来、44カ月ぶりに前年実績を上回った。「食料品」や「家庭用品」が好調で、主力の「衣料品」が前年割れこそ脱せずにいるものの、マイナス幅は縮小傾向となった。景気回復につながる兆しとなるのか、今後の動向に注目が集まる。

 品目別では、8品目中4品目が前年同月を上回った。「食料品」は同0・4%増の11億6523万円で、バレンタイン商戦などで盛り上がりを見せた。「家庭用品」は同8・6%増の1億8186万円で、ともに2カ月ぶりに好転した。

 クリーニングや遊戯場などの「サービス」が、同28・3%増の1億1278万円と大きな伸び。3カ月ぶりにプラスとなった。

 一方、減少した品目では、「衣料品」が、気温が高めに推移したことで、春物衣料を中心に動きがあったものの、同2・6%減の10億4308万円と12カ月連続の減少。しかし、マイナス幅は前月に比べて1・0ポイント改善し、昨年12月以降縮小傾向が続いている。

 このほか、「雑貨」は同2・3%減の4億62万円、「身の回り品」が同1・4%減の3億6968万円、「食堂・喫茶」は同1・6%減の4428万円だった。

 同会議所は「降雪量が少なく、外出のしやすさもあって、悪すぎた前年を上回る結果につながった」と分析。先行きは3月が前月の反動からか、マイナスに転じると見込んでおり、「完全に回復したとは言い難く、横ばいで推移しながら、境目を行ったり来たりする状態が続くのでは」とみている。

提供 - 函館新聞社



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