「放課後子ども教室推進事業」あさひ小でスタート

update 2007/5/15 13:46

 放課後の学校に子どもたちが安心・安全な活動拠点をつくる「放課後子ども教室推進事業」が14日、函館あさひ小学校で始まった。本年度から事業主体が文部科学省から函館市に移行。コミュニティ「あさひ」広場運営委員会(小玉陽造委員長)の指導員らが見守る「夕焼け広場」では、約70人が体育館やグラウンドで元気いっぱい身体を動かしていた。

 実施主体は市教委で、今まで通りボランティアを中心とした地域住民が運営に当たる。「夕焼け広場」は昨年度より4人多い計30人のスタッフが週5日、交代で子どもたちを見守る。

 本年度から放課時間の遅い高学年も参加できるよう活動時間を30分延長。プログラムも、週3回の運動の日には体育館とグラウンドの2会場を同時に開放したり、野球やテニポンなど新たな球技を加えたりした。さらに、週2回の室内遊びには現行の昔遊びのほか、元教員や大学生による学習補助も新たに行う。

 この日、新1年生は初めて仲間入りを果たした。最初はもじもじして隅にいた児童も慣れるに従ってさまざまな遊びに挑戦し、終了間近には上級生とボール遊びを楽しむ姿も見られた。

 参加した山崎彩果さん(6年)は「延長され、小さな友だちとたくさん遊べるのがうれしい」、妹の瑠果さん(1年)も「マットやボールで遊んで楽しかった」と声を弾ませていた。

提供 - 函館新聞社



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