江差風力開発を設立
update 2007/5/14 11:34
【江差】江差町で最大出力1万9500`キロワットの風力発電事業を計画している日本風力開発(東京、塚脇正幸社長)は13日までに、事業主体となる新会社・江差風力開発を設立することを決めた。
江差風力開発は同社の100%子会社。設立時の資本金は1000万円。本社は東京都港区新橋2の同社内に置く。同社の松島聡取締役が社長に就任して、町内での風力発電所建設、運営、発電事業を行う。
同社は国内外で風力発電事業を展開しているが、いずれも子会社を設立して発電所建設から売電事業までを行っている。
同社は2月中旬に北海道電力(札幌)が実施した抽選による買電枠の募集(2万キロワット)に応募して第1位で当選。北電との協議で正式に売電事業者に決まった。
同社は最大出力1500キロワット級の風車を最大13基(出力1万9500キロワット)を設置し、2010年3月までの運転開始を計画していることを町に伝えている。発電所基礎工事などは可能な範囲で地元業者に発注する意向を示しているという。
同社は2005年から町内北部の柳崎町、越前町など3カ所で風況調査用の鉄塔を設置。風速や風向などのデータ測定を行っている。
提供 - 函館新聞社
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