田辺さんが優勝…北海道女だけの相撲大会
update 2007/5/14 11:33
【福島】福島町を代表する名物行事「第17回北海道女だけの相撲大会」(町観光協会主催)が「母の日」の13日に開かれた。雨天のため同町総合体育館の特設土俵に会場を変更して行われ、女性56人が出場。決勝では「田辺山」こと田辺千乃さん(37)=北広島市、会社員=が、倍近い体重の「アマゾン・アマンダ」ことアマンダ・ソウルさん(31)=米国、大学生=を突き出しで破り4回目の優勝を飾った。
横綱千代の山、千代の富士を輩出した町ならではの行事として知られ、道南を始め全国各地からエントリーがあった。力士は、家族や職場の仲間など応援隊を伴い会場入り。横断幕が掲げられ歓声飛び交う中、女の意地を激突させた。
最初の取り組みの勝ち組をA、負け組をBにブロック分けし、トーナメント戦とした。田辺さんは、ことしで連続10回出場の古参。昨年は決勝で敗退し悔しい思いをしたが、ことしの相手も強豪だった。ソウルさんは、米国アイダホ州のボイズ州立大学生。身長192センチ、体重171キロの堂々たる体格を生かし、順調に勝ち上がった。
圧倒的な体格差から、田辺さんは試合後「作戦はなかった。負けると思った」と振り返ったが、身長を生かして上からかぶるように攻撃する相手の一瞬のすきを突いて動いた。ソウルさんは「彼女は強かったので負けても悔いはない」と田辺さんをたたえ、「来年も出場する」と宣言した。
Aブロック3位は昨年優勝した山本静香さん(札幌市)。Bブロック優勝は山田かおりさん(函館市)、準優勝はウィットニー・ウォレンさん(七飯町)、3位は久保田玲子さん(函館市)。
提供 - 函館新聞社
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