14日から「放課後子ども教室推進事業」スタート

update 2007/5/13 14:42

 放課後の学校に子どもの安全な活動拠点をつくる「放課後子ども教室推進事業」が、14日の函館あさひ小学校を皮切りに、16日からは旭岡、南本通両小学校でも順次スタートする。本年度から事業主体が文部科学省から函館市に移行。昨年度までの実績がある3校から実施する。コミュニティ「あさひ」広場運営委員会(小玉陽造委員長)が運営するあさひ小の「夕焼け広場」では、新たにスポーツや学習の指導に取り組む。

 同事業は昨年度まで文科省の委託事業「地域子ども教室」として実施。本年度から厚生労働省と文科省の共同事業「放課後子どもプラン」の一環として進めることとなり、市町村が実施主体となった。

 市内では昨年度まで、各地域のボランティアでつくる運営委員会が委託を受け、あさひ、旭岡、南本通の3校で開設していた。本年度から実施主体は市教委となるが、運営はこれまで通り地域のボランティアを中心に進める。委託事業での実績がある3校をモデルに本年度はさらに3カ所増やす方針だ。

 あさひ小で活動する「夕焼け広場」は、3年間の実績がある。これまで地域住民らボランティアが見守る中、子どもたちは体育館やグラウンドでドッジボールなどの遊びやゲーム、物づくりを行い、異世代間の交流も深めてきた。

 本年度から開設時間が30分延長されたため、授業が終わる時間が遅い高学年を対象に、経験のあるボランティアが野球や卓球などを指導する「スポーツ体験の場」を新たに取り入れる。また、宿題や自習をする中高学年の子に勉強を教える補習時間を設け、学習アドバイザーに地域の元教員や現役大学生を活用する。

 小玉委員長は「もっと遊びたいという高学年の要望や保護者の勉強指導を望む声を取り入れた。個性豊かな、子育て環境のよい地域にしていきたい」と意欲を見せる。市教委生涯学習課は「地域の子どもを地域が育てる夕焼け広場の取り組みを、全市的に広げていきたい」としている。

提供 - 函館新聞社



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