函館市2005年漁業生産 合併で3・8倍、210億円
update 2007/5/11 10:55
函館市は2006年版「市統計書」を発行した。05年の漁業生産(速報値)は数量が6万3091トン、金額が210億9932万円で、前年より数量は6800トン下回ったが、金額は5385万円減にとどまった。渡島東部旧4町村と合併する前の03年と比べると、数量で2・9倍、金額は3・8倍に増えている。
漁獲高のうち、コンブが74億4981万円、イカは72億842億円で、この2つで全体の69%を占める。次いで多いのはタラの13億8611万円、マグロが10億323万円、タコが7億3751万円など。合併前と比較すると、マグロはほぼ全増、タラがざっと500倍、タコやコンブは10倍以上となった。
統計書は、市の住民基本台帳や07年国勢調査、国や道、気象台、警察、民間企業の統計などから、函館の人口や産業、市民所得、財政、労働、災害、治安などの状況をまとめた。基礎数値は05年もしくは05年度。
函館市の市民生活を身近な統計で見ると、1世帯平均人数は2・3人、乗用車は1世帯に0・7台、1人当たりの市民所得(企業所得含む)は249万3000円、大学進学率は32・1%、市職員数は市民74人に1人、病院や医院は市民1027人に1院―など。
また、05年の「函館市の1日」では、5・3人が生まれ、8・5人が死亡し、差し引き3・2人の自然減。30・9人が転入し、35・3人が転出したため、社会減は4・4人だった。結婚は4・2組あるが、離婚も2・2組あった。
同じく1日当たりの水道使用量は10万2000立方メートル、市電利用客は1万8000人、バス利用客は2万1000人、郵便配達数は14万6000通、ごみ収集量は186トン、刑法犯罪発生は14件、交通事故は5件、救急車の出動が37件―などとなっている。
また、市は2007年版「ポケット統計」を200部作製し、関係機関に配布した。初めて作り、人口や各産業の従事者数、観光客、医療施設数、学校数、市の財政など身近なデータを掲載している。A4判を三つ折りサイズにした。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。