中央保育園で5歳児22人がハンドボールに挑戦

update 2007/5/11 10:54

 函館市新川町1の中央保育園(西出房子園長、園児121人)は、本年度から5歳児22人がハンドボールを行うユニークな試みを始めた。同園の調理員で昨年度、函館選抜チームとして国民体育大会道大会に出場した佐々木宏さん(22)が週1回、指導に当たる。園児は、初めての球技に興味津々の様子で取り組んでいる。

 近郊に公園が少なく、外で遊ぶスペースが限られている同園では、体力向上を図るとともに、集団での遊びを楽しんでもらおうと企画。佐々木さんは函大付属有斗高校3年時、国体函館選抜チームに選ばれ、同年「高盛ハンドボールクラブ」のコーチに就任した。

 同クラブの会員は小学3年生から同6年生で、同園ではさらに年齢の低い園児への指導となる。「どう園児が楽しく練習できるかを常に考えている」と佐々木さん。少しでもボールに慣れ、球技の楽しさを知ってもらうために、基礎練習に多くの時間を費やしている。

 使用するボールは小学生用の1号球。約1時間、一人や仲間同士でシュートやパスを繰り返す。上手にできたら全員で拍手。佐々木さんに「楽しい」「きょうは練習?」と尋ねるなど園児の反応は上々だ。4月に比べ、ボールの持ち方やシュートするまでのステップが格段に上達したという。

 佐々木さんは1年間で試合ができるまで指導する予定で、「楽しく身体を鍛えられる球技は生涯できるスポーツ。園児の中から(高盛ハンドボール)クラブに入る人が出るなど、ハンドボールに興味を持ってくれたらうれしい」と話す。

 同園では6月10日の運動会で障害物競走にボールを投げる種目を盛り込む考え。西出園長は「練習の成果が発揮されるのでは」と顔をほころばせる。

提供 - 函館新聞社



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