ごっこに舌鼓、恵山でまつり
update 2007/2/19 22:55
函館市恵山地区の名物ゴッコ(ホテイウオ)の魅力を存分に堪能するイベント「第17回えさんごっこまつり」(実行委主催)が18日、同市日ノ浜町の道の駅「なとわ・えさん」で開かれた。天候にも恵まれ、ごっこ汁の試食や海産物の格安即売のテント前には、大勢の市民らが訪れた。 旧恵山町時代の1991年から毎年開いている恒例のイベント。2月が旬のゴッコは、近海では特に恵山産が美味とされている。同地区の家庭では、ごっこ汁のほか、天ぷらや甘露煮などに調理して味わうという。
会場では試食用として、ゴッコの身をぶつ切りにし、ネギやジャガイモなどと一緒にしょうゆで煮込んだごっこ汁を、400食分用意。テントの前には長蛇の列ができ、早速白い湯気が立つ熱々のごっこ汁に舌鼓を打っていた。
そのほか、生のゴッコ3匹が1000円など、ホタテやカキなど近海産の海の幸を格安で販売。実行委は「赤字覚悟だが、ゴッコの味をこの機会に広く知ってもらえれば」と話していた。
函館バスの温泉入浴付きツアーで会場を訪れ、紅ザケのかまや、ぬかニシンなどを購入した市内昭和の主婦(53)は、「車もないのでバスツアーは大変ありがたい。値段も本当に安くて大満足です。ごっこ汁もおいしかった」と笑顔をみせていた。
提供 - 函館新聞社
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